「児童ポルノ規制法」改正への動き ~その3 G8法相会合で共同宣言

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東京で今月開かれたG8法相会合で、児童ポルノについて「あらゆる形態による児童の性的搾取を非難し、弾劾する」との共同宣言が採択されました。

児童ポルノはインターネットの普及で問題が深刻化しています。インターネットの性格上、一度ネットに掲載されると、次々コピーされて完全消去は難しいです。被害者は、子どもの頃に撮られた写真に大人になっても苦しみ続け、おびえながら生活せざるを得ないそうです。
盗撮された場合は、いつ自分が被害者になっても不思議ではありません。現に学校での盗撮がニュースになることもあります。もし自分や子どもがどこかで盗撮されたら、と思うとぞっとします。

日本では「児童ポルノを売ることは罪だが、買うことは許される」ため、違法な販売サイトは増加しているそうです。しかし今のところ「販売目的で所持」でない場合は逮捕できず、軽犯罪なので「罪の意識が希薄で、再犯を繰り返」す傾向にあるそうです。

「G8(主要8カ国)で、児童ポルノの単純所持が禁じられていないのは、日本とロシアだけ」です。国会に議案が提出されましたが、時間切れ、国会は閉会しました。できるだけ早く法律を整備してほしいですね。(続く・・・)
(以下、記事より引用)
G8法相会合 児童ポルノについて、「児童の性的搾取を非難し弾劾する」との共同宣言採択
「日本では、違法な販売サイトが横行している。盗撮など、年々被害に遭う子どもたちが増えているという児童ポルノ事件。
東京地検の池田美穂検事は、大量の段ボール箱を指し、「これがですね、1つの事件で押収された証拠品。全部で1個の事件です。だいたい4万枚くらいCD-Rありますけども」と語った。一度撮影されると、大量にコピーされ、インターネットで販売されるケースがあとを絶たない。(中略)
G8(主要8カ国)で、児童ポルノの単純所持が禁じられていないのは、日本とロシアだけとなっている。
13日に閉会したG8司法相会合では、インターネット上にはんらんする児童ポルノについて、「あらゆる形態による児童の性的搾取を非難し、弾劾する」と、共同宣言が採択された。
日本でも今週、与党が、児童ポルノの単純所持を禁じる改正法案を国会に提出した。
(06/13 20:10 FNNニュース速報)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00134659.html

消せない:児童ポルノと性犯罪/1 広がるネット流通
「児童ポルノを売ることは罪だが、買うことは許される日本。マニアが金欲しさにコレクションを複製して販売する事件が相次ぐ。撮影から何年もたった画像がネット上に出回り、被害児童はいつまでもおびえ続ける。(中略)
個人で見る目的だけの収集(単純所持)が罪でないため市場は広がり、次々と販売、譲渡される。児童らしき画像の販売サイトを見つけ削除を依頼しても、強制力はなく、被害児童を特定した画像であってもいつまでもネット上から消えない。」
(毎日新聞 2008年6月2日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080602ddm041040135000c.html

消せない:児童ポルノと性犯罪/2 学校で教諭が盗撮20年
「デジタル機器に詳しい教諭は視聴覚担当として重用された。授業で児童にパソコンの使い方を教え、行事では撮影係。その技術を悪用、盗撮と画像整理に興奮 を覚えた。発覚1カ月前にも授業で児童に水鉄砲を使わせ、教室でぬれた服を着替えるよう指示。隠しカメラは隣室のビデオデッキに接続されていた。
だが、捜査は行き詰まる。教諭は既にパソコンから画像を消し、他人に提供した形跡もない。現行法は自分で見るための単純所持は禁止されていない。単純製 造罪は児童に性的なポーズを取らせた画像に限られ、適用できない。結局、軽犯罪法違反容疑などで書類送検、1万円未満の科料処分で終わった。捜査員は「法 律の不備だ」と悔しそうに話す。(中略)
ある母親は言う。「うちの娘が被害者でない保証はないんです。いつかネット上に出回り、本人が見つけてしまったらと思うと......」。誰が写されていたのかは、明らかにされていない。」
(毎日新聞 2008年6月3日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080603ddm041040048000c.html

消せない:児童ポルノと性犯罪/4 再犯防止の取り組み
「児童ポルノ事件は実刑になることはあまりない。このため罪の意識が希薄で、再犯を繰り返して重大事件につながることも少なくない。」
(毎日新聞 2008年6月6日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080606ddm041040044000c.html

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