教員向け研修資料「いじめを理解する」を公開、文科省

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GS126_72A.jpg文部科学省国立教育政策研究所は、「小中高校の教員向けに作成した研修用資料
「いじめを理解する」」を公表しました。「インターネット上のいじめなど、大人の
目からは見えにくい形態のいじめが増えていることなどを踏まえ、「問題を起こし
そうにない普通の子」にも広く注意を払うことを求めて」います。

公開されているのは、教員向け研修用の資料と国際シンポジウム(調査結果、国際
比較など)の資料の2点です。教員向けの研修資料は、「自己点検シートと「点検
内容の解説」を通して、いじめ対策について具体的に理解できるようになっています。

この中で印象的だったのは、「いじめはどんな子どもにでも起こりうる」ということです。
「いじめを起こすのは特定の子どもたちだ」と考えがちですが、実際に、調査結果によると、8割の子どもが
いじめの被害者、加害者の両方の経験をしている
そうです。

だれにでも起こりうるいじめですので、子どもたちが普段手にしている携帯電話やパソコンでネットいじめが
起こるのは、ある意味当たり前なのかもしれません。
ただ大きく違うのは、一度公開してしまった画像や情報は世界中に広がり、いじめが終結した後も、被害者を
苦しめる可能性があるということ、これは今までのいじめにはなかったことでしょう。(続く・・・)
なお、国際シンポジウムの資料(206頁)はいじめの本質まで踏み込んでいて中々興味深い内容ですので、
関心のある方はご一読ください。

国立教育研究所のサイトはこちら→http://www.nier.go.jp/

また、携帯電話やパソコンによるネットいじめに触れているのは、「自己点検シート」の質問19問中1問でした。
以下に、内容を抜粋します。

自己点検シート」より
「19.いじめは教師の目が届かない所で行われる事が多いし、インターネットや携帯電話を用いたいじめなどは学校外で起きているので、教師や学校に多くを期待されても困ると感じている Yes/No」

点検内容の解説
「19.→ 学校にできること、学校から始めていくべきことがある
・インターネットや携帯電話を用いたいじめを学校が発見したり、いわゆる「学校裏サイト」を削除したりということを、学校の力だけで行っていくことには限界があります。そうしたいじめの被害に遭った子どもにとっては、なおさらです。
・いじめの問題は、これからも「見えにくい」形で行われていくことでしょう。学校が媒介となったり、学校が被害者と一緒になって、専門家の力を借りることが大切です。
・また、子どもに「情報モラル教育」を行うこと、保護者に対する啓発を行うことは、専門機関や保護者とともに学校が行うべきことの一つです。」

(以下、記事より抜粋)
いじめ:「普通の子」にも注意を 教員向けの研修用資料
「調査結果から「特定の子がずっといじめられたり、いじめ続けるケースはむしろ少なく、被害者も加害者も時期により大きく入れ替わっている」と指摘。特に 「仲間外れ、無視、陰口」などの行為は8割を超える児童生徒が被害を経験し、加害者になった経験も同様に8割に達しているとのデータを示し「大人から見て 気になる一部の子にのみ注意を払っていると対応が後手に回る」と、意識改革の必要性を訴えている。」
http://mainichi.jp/life/today/news/20090626k0000e040026000c.html

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